歯がグラグラになった時どんな応急処置をすればよいか?

歯がグラグラになってきても気がつかない人が結構多いものです。実際には1ミリ動きだすとかなり問題アリです。歯が左右に1.5ミリ程グラグラしていてもあまり気づかない患者さんもいました。

エックス線写真で見ると骨は溶けて少なくなっていることもなくしっかりしています。そこでかみ合わせの調整をしたところ2週間後においでになった時にはまったく動かなくなっていました。

歯がグラグラになる原因には大きく分けると2つあって、一つは細菌が原因で骨が溶けてしまい歯を支える骨が少なくなった分歯が力にたえられなくなってグラグラになる場合。
もう一つは、歯にかかる力が原因で主に上の歯と下の歯の当たり具合が悪く歯に無理な力がかり、歯を支える骨が圧迫されて溶けてきた場合です。

この患者さんの場合は二番目の原因の「歯にかかる力」の問題で歯が揺れ始めていたので
無理な力がかからないようにかみ合わせの調整をすることですぐに良くなったわけです。

しかし、この揺れ始めに気がつかずにそのまま放置してしまうと骨が溶け続けて骨の高さが低くなるほど溶けてしまうと元には戻らなくなります。

やはり、定期的に歯科医院に行って歯の揺れや、歯ぐきからの出血、歯周病の進行具合を調べてもらうことが重要です。

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