現在日本の12歳の子供の虫歯の本数は平均1.4本。
現在30代以上の人にとってみると、
ずいぶん少ないような気がするのではないでしょうか。
1994年では4本くらいありましたのでこの減少率は素晴らしいと言えます。
ただこれは、現在の子どもたちの話で、
すでに歯をたくさん削って治療してしまっている大人に関しては話は別です。
今まで虫歯ではなかった部分に新しい虫歯が出来ることは減少しても、
すでに削って虫歯治療をしてある部分に再びできる虫歯の数はなかなか減少しません。
つまり、一度入れた金属はまた虫歯を引き起こすという事です。
もしお口の中に金属などで治療した部分が10本あったとします。
それが10年に1回虫歯になるとすれば、
30歳から80歳までの50年間に5回治療することになります。
10本×5回ですから50回治療することになりますね。
治療が20年持てば50年間で25回、
いずれにしても大変な回数ですよね。
だからできるだけ歯は削らない方がよい、
そのためには虫歯にならないようにケアをすることが大切です。