歯周病の治療はその状態によって違ってきます。悪ければ悪いほど治療のステップは増えていきます。保険診療で決められた手順を順に書くと
１： 歯周病の進行を調べる検査
２： 歯磨きの指導
３： 歯の表面の、歯ぐきより上についている歯石を取る処置
４： ３の結果、どの程度歯周病が良くなったか検査
５： 歯の根の、歯ぐきの中の部分についている歯石を取る処置
６： ５の結果どの程度歯周病が良くなったか検査
７： 歯ぐきの手術
８： 手術の結果どの程度歯周病が良くなったか検査
このほかに歯がぐらついて来ている場合、隣同志の歯をつなぐ処置を行う場合もあります。
処置→検査、処置→検査、と進めていきますが、治療の結果が良くなければその前の処置を何度も繰り返す場合もあります。全てを行わなければならないくらい重症になると、４か月以上かけて上記の治療を進めて行きます。とても時間のかかる治療です。
このほかにも保険が効かない治療も色々とあります。歯周病は重症化するとかなり根気のいる治療が必要です。でも、歯周病は本人の意識次第でかなり防ぐことができる病気です。そして、早期発見ができれば治療にかかる時間は短くて済みます。あとからあわてないように日々の歯ブラシを丁寧に行い、定期的に歯科医院で歯周病の検査を受けましょう。