歯周病の検査は何を調べるの?

歯医者さんで歯石を取る際に行う歯周病の検査。いったい何をしているのでしょうか。そもそも何で検査をするのか。それは歯の表面に歯石が付いている状態がわかっていてもただ歯石をとれば良いわけではありません。どれくらい歯周病が進んでいるのかを調べなければどんな治療が必要なのかがわからないからです。

これは保険診療で歯石を取る際に必ず行うルールになっています。

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(図はクインテッセンス出版「歯周病って何だろう?」より)

歯周病検査の内容
1: まず歯の周りの歯肉の隙間の深さを測ります。
   これが2ミリまでは健康、3ミリからは要注意です。
2: 歯肉からの出血があるかどうかを見ます。
3: 歯がグラグラ動くかを調べます。

これらから総合的に考えて歯周病の治療計画を立てて治療を進めて行きます。

歯周病治療のステップ
1: 歯周病の進行を調べる検査
2: 歯磨きの指導
3: 歯の表面の、歯ぐきより上についている歯石を取る処置
4: 3の結果、どの程度歯周病が良くなったか検査
5: 歯の根の、歯ぐきの中の部分についている歯石を取る処置
6: 5の結果どの程度歯周病が良くなったか検査
7: 歯ぐきの手術
8: 手術の結果どの程度歯周病が良くなったか検査

歯周病の治療は、重症化すればするほど時間がかかります。1~8の全てを行わなければならないほど重症化した場合は、4ヶ月間くらい歯科医院に通うことになります。どんな病気でも早期発見、早期治療が大切だと言われていますが、歯周病も同じこと。日々の丁寧な歯ブラシと、歯肉からの出血がないかのチェックを行うこと、そして歯医者さんでの定期的な健診が大切です。

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